彼がお見舞いに来なくなってから
最初の日は良かった…

きっと仕事が忙しくて
面会の時間に間に合わなかったんだろうな、て
無理やりにでも考えられたから…

でも２日、３日と経って…

ポジティブに考えられなくなっていった

閉鎖病棟だし、
スマホも病棟内では使えないから
どうなって今に至ってるのかもわからない

あたしには内緒で、て事になってるからか
何も話が聞こえてこない…

このまま逢えなくなるのかな

昼顔みたいに
無理やり引き離されて
一生逢えなくなったりするのかな…

そしてあたしは、
病棟内にすら出られなくなった

ずっとベッドの上で横になって過ごして
１日に何回かトイレに行く程度

しかも、たまたま
トイレまでの距離が１番近い病室だったから
ほとんど何もしない…

ご飯も食べる気力がない

彼にたくさん買ってもらったお菓子や飲み物…
最初からそんなに手をつけてなかったんだけど
１回でも手をつけて
それがなくなるのが怖かった
そうなったら、
もう二度と彼に逢えなくなるような気がして…

そうなって２日目くらいに、
看護師さんに
「せめて水だけでも飲まないと…
点滴になっちゃうよ？？」
て言われたけど、
そんなことどうでもよかった
点滴だってやらなくていい、くらいに思ってた

そして寝る前に過呼吸になって…

あまりにしんどすぎて、
人に相談するのが苦手だったけど
初めて看護師さんに話した…

彼と両親があたしのいないところで
話し合いをした、と言うこと

その日から彼が来なくなった、と言うこと

彼が来ない日が続いたら
あたしは彼からもらったものに
手をつけることすら出来ない、と…

それをベッドのカーテン越しに
聞いていた同じ病室のお姉さんが

「…大丈夫？？
今、話しかけてもいいかな？」

て…

もうほんと、天使かと思った😢✨

ただただあたしの話を聞くだけでもなく
自分の話をするだけでもなく
お姉さんだって、しんどいから
入院してるのに…

「辛いよね…
あたしもよく食べられなくなったりするから
気持ち、わかるんだ」
て言ってくれて

しかもあえてあたしの顔を見ずに
カーテン閉めたままで…

悩みは違えど辛くてしんどい状況なのは一緒

だからこそ、他の誰よりも
わかりあえたのかもしれない

これをきっかけに
時間制限はあるけど、院内（病棟外）外出をして
院内外出をすると
その時だけスマホを持つことが許可されるので
そこで思い切って
彼に連絡をすることに…