大好きで、ちょっと嫌いで…**

*元人妻でメンヘラ女のいけない恋*

一人になりたい

あたしが主治医の先生に言った言葉


「しばらく一人になりたいです…」


いつもあたしがお世話になってる病院の精神科は
基本的に予約制で
ベッドの空きがないからって
他の病院で入院(静養目的)することになった


軽い静養目的だったのもあって、
そこの病院では
基本的にスマホの持ち込みがOKだった


だからあたしは彼に


「入院になると思います


て連絡をいれた


そしたら、最初は
ああだこうだ余計な事もLINEしてきたけど←
最終的には顔を見に来てくれた…


コロナもちょっと流行りかけてた頃だったから
原則的に家族でさえも面会禁止


だったけど、入院初日だったし
弟も忙しくて、入院手続きまではしてくれたけど
荷物の準備とかまでは出来なかったから
病院の方々に事情を説明して
彼の面会をOKしてくれた…



あんなLINEのやり取りの後に逢ったから
ちょっと気まずかったけど
帰り際、彼が頭ポンポンしてくれて
病院を出てから


「早く(病院から)出てくるんだよ…」


てLINEしてくれた…


最初1週間の入院、
て話になってたみたいだけど
あたしの気持ちも落ち着いてきて
むしろ早く退院して稼がねば!!て思えてきて
3日くらいの入院で済んだ(´エ`;)

どうにもならない思い

別れる事なく
今まで通り
ラブラブな日々を取り戻して
しばらくはお互いに気持ちも安定してた


でも、やっぱり彼のほうがおかしくなる


…うーん
おかしくなるんじゃなくて
きっと彼の中に
ずっと残って離れないわだかまりみたいなものが
ふとした瞬間に出てきてしまうから
それが抑えられなくなっていってる


もう彼の中がキャパオーバーなんだろうな


実は実家で、
彼はもの凄く肩身の狭い生活をしていて
実家にいる弟には
あたしと付き合ってる事は
一応内緒にしてるはずなんだけど、
他の兄弟にはバレてるのもあって
薄々感づいてはいる、て…


そして、そのことを良く思わないから
あたしの存在がなんとなくでも
わかればわかるほど
彼に対して冷たくなるとか…


もし弟に追い出されたら、
彼は住む場所を失うし
自分のお小遣いだけでは
あたしと遊んだりすることも
もはや生活するだけでも危うい…


まだ追い出されたわけではないけど
もしそうなったら…
て思うと、彼の中ではモヤモヤが止まらなくなって
結果、
あたしに怒りのLINEをしてくる


本当にふとした瞬間だから、
あたしには防ぎようがない


あたしと逢っていて、
楽しい時間を過ごしても
家に帰ったら、どうなるかなんてわからない


だからあたしはいつも少しだけ、
いつそうなるんだ、と思って
ビクビクするようになってしまってた


そしてとうとうそんな時がやってきて、


あんだけ話し合ってきて
もしお互いがヒートアップしてやばそうな時は
いったん少し距離置いてから話そうとか、
色々約束したから


ビクビクはしてたけど、
あたしも動揺はしないように
冷静に彼の言葉を受け止めて返事をしてた


でもどうにも彼の暴走が止まりそうにない…


そしたらあたしは涙が止まらなくなった


目の前にある安定剤を
通常量、通常の時間にきちんと飲んだはずなのに
何も効かない


でも死にたいわけでもない


と言うか、そんなこと考えちゃダメだ、て
思えば思うほど、涙が止まらない


目の前にやり残した洗い物とか
掃除とか一気にやる気が何もなくなって


自分でもヤバいと思ったから


倒れたりする前に、予防策で病院に行った


そしてまた精神科に入院することに…

待っていた結果

彼から、年明け早々に連絡があった


「明日、話したい」


とだけ…


でもあたしがたまたま、その日が仕事で
帰りが遅くなっちゃうので、
次の日にしてもらった



次の日、とは言っても、
元々休みだったはずの日に
ヘルプで出勤しないといけなくて


いつもは午前様の帰りだけど
ヘルプ出勤だから
夜9時には終わり、
その時間から話す事に…



毎度毎度繰り返す喧嘩


絶えない口論


最終的に相手を追い詰めてしまう行動


今までの事を思い返せば思い返すほど
あたしは絶対フラれるとしか思えなかった


逢うのが怖かった


逢いたかったけど
逢えばきっと
別れ話になると思ったから…


その予想は大正解


彼が待ち合わせ場所に来てから
しばらく沈黙が続いて
その後、彼から


「恋、やっぱり


離れる事は考えられない??」


と切り出された…



いつも彼は優しい


だから、
もう絶対別れたい!ではなくて、
こんな言い方ばかりする


優しい反面ズルい…


あたしは素直に
別れたくない!て言えばいいのに


遠回しに離れたくない理由を語りすぎて
結局、彼を困らせて
変な空気にさせて
プチ口論になって…


このままじゃまた同じ事の繰り返しだ


また距離置かないといけないかな、て
思ってたら彼が


「もう本当に何もしない?


変な行動とかしない??」



「(今までお互いが変な行動をしてきたから)


もう俺の家族(実家)にも、恋の家族にも


良く思われてないから、


これから二人で一緒になるためにやっていくのは


容易ではないんだよ?


それでも良い??」


プチ口論になって少し間をあけて
こう切り出した


よく考えたら、確かに周りには
絶賛大反対されてる関係なのに
現実的に考えて
一緒になるために付き合っていくのは
本当に大変な事だ、て気付いた


もう二人だけの気持ちだけでは
どうにもならないところも出てくるかもしれない


そう考えたら
あたしは素直に
「それでも離れたくないよ!」
とは言えなくて、


また遠回しに
ああでもない、こうでもない、て
話始めたら、彼は


「どうなのか!て聞いてる」


「離れたくないのか、どうなのか!て」


て、強く言ってくれた


だからあたしも、やっと素直に


「離れたくない…」


て言う事が出来ました…



そして、もう時間が結構遅い時間だったので
散々泣き腫らした顔で
二人して小腹を満たすために←
夜中も営業してるスーパーに買い物に行って
次の日にデートする約束して
この日はバイバイしたのでした(*´д`*)